2025年– date –
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尿の勢いが…前立腺とサイクリングの意外な関係
最近、少し気になっていることがある。少し変な話かもしれないが、昔に比べて、尿の勢いが弱くなっているように感じるのだ。加齢のせいだろうかと思い、会社の同僚にも聞いてみたが、「そんなことはないよ」と一蹴された。となると、やはりどこかおかしい... -
AIとともに迎える「文明の転換」──技術革新ではなく、人間の役割そのものが問われる時代へ
要約 生成AIやロボティクスの進化は、もはや単なる技術革新にとどまらない。私たちが直面しているのは、文明の根本構造が変わる「文明の転換」である。本記事では、AIが労働を代替し、組織を運営し、社会構造を変える未来を読み解き、人間の役割とは何かを... -
あなたは聞き分けられる?プロがこだわる440Hzと442Hzの違い
オーケストラでは、全ての楽器のA(ラ)の音が同じになるように調律されるが、アメリカでは主にA=440Hz、ヨーロッパでは主にA=442Hzになるように調律されるらしい。 たった2Hzの違いであるが、人によってはこの違いが我慢できない場合が... -
寿命を2倍に?──猫の腎臓病とAIMタンパク質が拓く未来医療
【要約】 猫の死因第1位である腎不全は、死んだ細胞が尿路に詰まり排出を妨げることで進行する病である。この問題を解決する鍵として注目されているのがAIM(Apoptosis Inhibitor of Macrophage)というタンパク質であり、本稿ではAIMの仕組み、猫および人... -
スマホ認知症?それとも高次脳機能障害?──「忘れる」ことの正体を見つめなおす
スマホ認知症と高次脳機能障害とは? 私たちは日々、物忘れに直面します。「あれ、あの人の名前なんだっけ?」「最近、漢字が思い出せない」「なんでここに来たんだっけ?」──そんな経験、誰にでもあるはずです。しかし、その“忘れ方”には大きな違いがある... -
音楽の才能ゼロでも──30代から始めた私のヴァイオリン奮闘記Ⅱ
独身時代に、専門店にヴァイオリンを買いに行ったときのこと。初心者であることを断って、店員にヴァイオリンを購入したい旨を伝えると、いくつかのヴァイオリンを試し弾きさせてくれた。1つめは、国産の5万円程度のヴァイオリンだった。素人が弾いて... -
音楽の才能ゼロでも──30代から始めた私のヴァイオリン奮闘記
私は、30代からヴァイオリンを始めた。もともと、楽器の素養は全くない。楽譜も読めないし、音程も全く分からない。それなのにヴァイオリンを始めたのは、ヴァイオリンが好きだからである。持っているCDも大半はヴァイオリン曲である。 独身時代に... -
“空の革命”ボーイング787が墜落──世界に広がる波紋と日本企業への影響
【要約】 2025年6月、最新鋭旅客機ボーイング787が墜落するという衝撃的な事故が発生しました。B787は燃費性能、軽量設計、炭素繊維複合材の採用などで航空業界のゲームチェンジャーとされ、世界中の航空会社が導入してきました。日本の企業も三菱重工、川... -
🐶🐱犬や猫がマダニにかまれないように注意しましょう!
🧩 要約 2024年、三重県で獣医師がSFTS(重症熱性血小板減少症候群)に感染し死亡した。感染源は、SFTSウイルスに罹患したネコの治療中に接触した体液だったとみられている。これは「マダニ媒介感染症」がペットを介して人間に感染する実例だ。ペットが感染... -
「見えない犯罪」を可視化する──AR × AIがつなぐ、新時代の“防犯メガネ”
要約 日本の治安は世界的に「良い」とされる一方で、実は国民の4人に1人が何らかの犯罪被害に遭っているという衝撃のデータが明らかになりました。とくに問題となっているのが、届け出がされない「暗数(あんすう)」の犯罪。あおり運転、クレカ詐欺、ネッ... -
🧠「脳は若返る?」──たんぱく質Setd8が開く記憶再生の新たな扉
要約: 奈良先端科学技術大学院大学の松田准教授らの研究により、記憶や学習を司る「海馬」において、たんぱく質「Setd8」が神経幹細胞の維持と増殖、さらには新しい神経細胞(ニューロン)の生成に深く関わっていることが明らかになりました。マウス実験... -
【更年期と関節痛】──関節の痛みとホルモンの意外な関係と最新対策
要約 更年期における女性ホルモンの急激な減少が、関節痛や腱鞘炎の発症と密接に関わっていることが近年の研究で明らかになってきました。特に手の関節に起きる「へバーデン結節」や「ブシャール結節」などの変形性関節症状は、加齢や使いすぎだけでなく、... -
AI特許で日本が遅れている?
要約 「日本はAI技術で世界に取り残されている」──こんな見出しを最近よく見かけるようになりました。事実、特許庁などの調査によると、AI関連の特許出願件数で日本は中国やアメリカ、韓国などに大きく後れを取っているのが現状です。特に中国は驚異的な勢... -
AIが人間より天才になる日が来るかも?
要約 生成AIの登場により、従来人間が時間をかけて理解してきた特許や学術的発明を、AIは数秒〜数時間で理解・創出できる可能性がある。これにより、将来的にはAIが特許のみならず、ノーベル賞級、さらにはアインシュタイン賞級(※アインシュタインが成し... -
腎臓が壊れる前に、知っておくべきこと
【要約】 CKD(慢性腎臓病)は日本の成人の約5人に1人が抱えているにもかかわらず、認知度はわずか14%と低い。腎機能の低下は自覚症状が少なく、気づかないまま重症化し、人工透析が必要になる深刻な疾患である。 私自身もeGFR 58.9(CKDステージG3a)と... -
「記憶より、ひらめき!」創造する脳が未来を変える
【要約】 AI時代の到来により、従来の「暗記中心の教育」から、「考える力」や「創造力」を重視する教育への転換が求められている。この記事では、脳の働き(前頭前野、海馬、ブローカ野、ウェルニッケ野)と教育の在り方を関連づけながら、未来社会に必要... -
「親が認知症でも、自分は変えられる」──運動と脳トレで未来は変わる
はじめに:不安から始まる「認知症」の話 親が認知症になると、自分も将来そうなるのでは…と不安になる人は多いと思います。特に「認知症は遺伝する」と聞くと、何をしても無駄だと思ってしまうかもしれません。 でも、最近の研究では、たとえ遺伝的なリス... -
「うつ病」と「認知症」はつながっている?脳の“ゴミ”を減らすための5つの習慣と未来の可能性
要点 「うつ病は心の風邪」とも言われますが、中高年のうつ病はそれだけでは済まない可能性が出てきました。 2025年6月に報じられた研究では、中高年のうつ病患者の脳内に、認知症の原因物質(タウやアミロイドβ)が多く蓄積していることが分かりました。... -
なぜ詐欺師は平然と人を騙せるのか?──脳科学×ARで詐欺被害を未然に防ぐ未来
【要約】 詐欺事件が急増する現代において、詐欺師の心理や脳機能に着目すると、前頭前野・側坐核・島皮質といった脳の部位の異常が関与している可能性がある。罪悪感を感じず、他者の苦しみに無関心でいられるのは、これらの機能が低下しているためである... -
英語を上達させる5つの方法──ブローカ野 × ウェルニッケ野 × 言語距離から読み解く
要約 日本語話者が英語を習得する際に感じる難しさには、脳の言語処理機能と英語との「構造的な違い」が深く関わっています。本記事では、ブローカ野・ウェルニッケ野という脳領域の役割と、英語と日本語の言語距離をアナロジーとして活用しながら、実践的... -
英語が上達しないのは、あなたのせいじゃない。──脳の仕組みで説明できます。
要約 アジア人が英語を習得する際につまずきやすい原因は、知能の高さや努力不足ではなく、心理的・社会的な要因、そして英語と日本語の"言語的距離"にある。また、脳の言語処理野(ブローカ野とウェルニッケ野)の視点からも、その困難さを理解することが...