2025年– date –
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iPS細胞がもたらす高次脳機能障害治療の未来
はじめに 私たちの脳は、思考・記憶・言語・感情などの高次脳機能を担っています。図1の上段(健常)では、耳や目などの入力から、口や手などの出力へと情報が滑らかに流れます。一方、図1の下段(高次脳機能障害)では、脳内ネットワークの一部が損傷し、... -
柔軟な思考を育てる『理解系』トレーニング
はじめに テスト勉強や部活、人間関係…毎日いろいろありますよね。そんなときに役立つのが**「柔軟な思考」です。柔軟な思考とは、1つの見方にこだわらず、いろいろな角度から考えられる力のこと。この力を支えるのが「理解系(りかいけい)」の脳のはたら... -
前頭葉をバランスよく鍛える3つの習慣|論理と直感を高める簡単脳トレ
前頭葉とは? みなさんは「前頭葉」をご存知ですか?これはおでこの後ろあたりにある脳の部位で、思考や創造性、感情の制御など、私たちの高度な知性を司る最重要エリアです。 この前頭葉は左右で役割が異なります。 左脳:論理的思考、計画の立案 右脳:... -
足腰のツボをマッサージすると脳が活性化!?
足腰のツボを刺激すると血行が良くなり、それが脳の活性化につながる――。この考え方には、いくつかの科学的な根拠や研究報告があります。 1. 血行促進と脳への影響 足裏と脳の関係足裏は「第二の心臓」と呼ばれ、全身の血行を支える重要な役割を担っていま... -
ストーキング行為を脳科学で読み解く、そして終わらせるために
はじめに:単なる「執着」ではない問題 ストーキングは、愛情の裏返しやしつこい求愛ではなく、重大な犯罪行為です。今回は、この複雑な問題を(1)脳科学の観点から理解し、(2)実際にどのように終わらせることができるのか、加害者と被害者の両方の視... -
高次脳機能障害とは ― 見えにくい障がいの実際
高次脳機能障害とは、脳の病気やけがが原因となって、記憶・言語・注意・行動のコントロールなどに問題が出てくる障がいのことです。たとえば、アルツハイマー病が原因の場合には、記憶障害や社会的行動の障害が現れることがあります。 私自身の体験 私は... -
量子コンピュータ×AIで「てんかんの新しい薬」は早く見つかるの?
ひとことで 前半(見つける・選ぶ・磨く)は速くなる可能性が高い。後半(人で確かめる=臨床試験)は時間がかかるまま。だから、ぜんぶが一気に短くなるわけではないけれど、新しい候補薬に出会うスピードは上がりやすい、というのが今の現実です。 てん... -
見えない障害と向き合う人たち——「当事者」から「支援する側」へ
みなさんは「高次脳機能障害」という言葉をご存じでしょうか。これは、交通事故や病気などで脳に損傷を負ったことで起こる障害です。症状は人によって異なりますが、例えば「新しいことを覚えられない」「注意が続かない」「物事をすぐに忘れてしまう」と... -
なぜ手をつなぐと癒される? 科学が証明した「脳波が同調する」驚きの効果
みなさんは、今日、誰かと手をつなぎましたか?大切な人と何気なく手をつなぐその瞬間に、私たちの脳内では、深い絆と安らぎを生み出す驚くべき化学反応が起きています。今回は、神経科学の視点から「手をつなぐ行為」がもたらす脳への効果について解説し... -
iPhoneが「AIお話し係」になってくれる神機能がきたよ✨
知らない番号から電話が来ると、出るべきか迷いますよね。「詐欺かもしれない。でも大事な連絡だったらどうしよう…」——そんな不安を減らしてくれるのが、**iOS 26の「着信スクリーニング」**です。 これは何ができるの? iPhoneが自動で応答して、相手に名... -
iPhone 17 Pro Maxの“望遠革命”は本物か?
「遠くのステージ上の表情まで“肉眼みたい”に撮れたら…」——そんな願いに、次期iPhone 17 Pro Maxが本気で迫るかもしれません。中国のリーカー Instant Digital が「スマホ最高クラスの望遠を搭載」と投稿して話題に。詳細は伏せられつつも、信頼筋のまとめ... -
小学5年生で特許取得、14歳の社長が語る「好き」から始めるキャリアの話
こんにちは。弁理士の視点から、特許や起業について分かりやすくお伝えしているnoteです。今日はちょっと特別な中学生の話をしましょう。 母のピアスに憧れて生まれた発明 水野舞さんは現在中学3年生。そして株式会社マイヤリングスの14歳の社長です。 彼... -
日本の「静かなる崩壊」を防ぐには~少子化の先にある未来と私たちの選択肢
今回は、日本の未来を考える上で避けては通れない、少子高齢化という巨大な課題について、経済学者・井堀利宏名誉教授との対談をヒントに深掘りしていきたいと思います。 「このままでは日本は崩壊する」これは決して煽っているわけではなく、現実的なリス... -
「人食い鬼」発言の向こう側――アインシュタインとプーチン、同じ“脳のエンジン”が別の目的地へ
リード(最初に結論) 同じように頭が切れても、何のためにその力を使うかで結果は正反対になります。アインシュタインは科学を人類の幸福へ。プーチンは力で国境を変えようとし、国際秩序をこわしました。米・仏・日など法の支配を守る側から見れば、ロシ... -
コロナ禍で「脳老化が5.5カ月加速」?——いまからできる「脳を守る習慣」ガイド
要点 2025年の英・ノッティンガム大学の研究は、パンデミック期を過ごした人の脳年齢(MRI+AIで推定)が平均5.5カ月“年上に見える”ことを報告。感染していない人でも同様の傾向があり、特に高齢者・男性・社会的に不利な層で強かったとされます。なお、認... -
女性にうれしい賢いヨーグルト習慣
朝・昼・晩にヨーグルトを食べたい。でも1個165円(税込)のR-1を毎回買うのは、少しお財布に響きます。そこで私は、R-1を「種菌」にして牛乳1Lを発酵させ、ヨーグルトメーカー(IYM-016-W)でまとめて作っています。仕上がりはさらさらではなく、スプーン... -
PFAS汚染は“遠くの問題”ではない
リード(最初に伝えたいこと) PFAS(ピーファス)は、水や油をはじく力が強い化学物質の総称です。便利さの影で、体に残りやすく、健康への悪影響が心配されています。沖縄で始まった取材は、日本各地や世界につながりました。映画『ウナイ 透明な闇 PFAS... -
第二次世界大戦からハイブリッド戦、そして“認知の時代”へ
はじめに:なぜ「戦い方」は変わったのか 第二次世界大戦の時代、戦争の主役は戦車・大砲・爆撃機といった物理的な武力でした。ところが現代では、銃弾が一発も飛ばなくても、国家や都市の機能が麻痺し、人々の意思決定が狂うことがあります。背景には、デ... -
プーチンはなぜ戦争を続けるのか——体制維持のロジックから読み解く
はじめに 結論から言えば、プーチンの継戦は「体制維持」と「自らの権力・遺産の防衛」という二つの軸に集約されます。これは個人の気質だけでは説明できません。国内統治の仕組み、法的・宣伝的な既成事実、戦時経済、そして交渉術としての“持久戦”が、互... -
保護中: 「聞こえる」を「わかる」に変えるメガネ
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鍼と低周波治療で脳卒中後の回復を後押しする ― ピコリナ治療の現場から
はじめに 脳卒中は、突然私たちの生活を一変させます。倒れた瞬間から、歩く・話す・手を動かすといった当たり前だった行動が、思うようにできなくなることがあります。 私も脳卒中を経験し、その後遺症として高次脳機能障害が残りました。発作が起きると...