2025年– date –
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保護中: 「聞こえる」を「わかる」に変えるメガネ
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鍼と低周波治療で脳卒中後の回復を後押しする ― ピコリナ治療の現場から
はじめに 脳卒中は、突然私たちの生活を一変させます。倒れた瞬間から、歩く・話す・手を動かすといった当たり前だった行動が、思うようにできなくなることがあります。 私も脳卒中を経験し、その後遺症として高次脳機能障害が残りました。発作が起きると... -
電話が苦手なのは私だけじゃない
—失語症と電話コミュニケーションの現実と攻略法— はじめに 私は失語症があり、メールやチャットなら内容を理解できますが、電話になると理解が一気に難しくなります。実はこれは私だけの問題ではありません。健常者でも「電話は苦手」という人は多く、特... -
次世代AI「GPT-5」の実力と可能性
~特許・ビジネス・社会へのインパクトまで徹底分析~ 2025年8月8日、米OpenAIは待望の次世代AIモデル「GPT-5」を発表しました。この日から、無料ユーザーを含むChatGPTのすべての個人利用者が利用可能となり、同社は「これまでで最もスマートで、最も速く... -
北海道でも確認された「SFTS」──畑・アウトドア・ペットからの感染リスクと対策の全貌
2025年8月、北海道で初めて重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染者が確認されました。これまで西日本を中心に報告されてきたSFTSが、ついに北の大地にまで広がったことになります。このニュースは、単に「北海道にも感染が来た」という事実以上に、私た... -
嗅覚と海馬が鍵を握る?認知症の早期発見と予防の最前線
はじめに:6.7人に1人が認知症時代へ 私たちはいま、65歳以上の高齢者の6.7人に1人が認知症になる時代を迎えようとしています。2040年には約584万人が認知症になると予測されており、その約7割をアルツハイマー型が占めるとされています。認知症は一度発症... -
室外機は猛暑に弱い?命を守るエアコンの熱対策
2025年夏、日本各地が記録的猛暑に見舞われています。最高気温が40℃を超える日も珍しくなくなり、「エアコンが動かない」「ぬるい風しか出ない」といったトラブルが各地で相次いでいます。 その背景には、私たちが見落としがちな「室外機の故障リスク」が... -
【日本で50℃は本当にあり得るのか?】群馬県伊勢崎市で41.8℃を記録。次は何が起こるのか?
2025年8月5日、日本列島は異常な熱波に包まれ、ついに群馬県伊勢崎市で「41.8℃」という国内最高気温を記録しました。 「これはたまたまなのか?」「50℃に近づいてきているのでは?」「このまま日本は灼熱地獄になるのか?」 そんな不安や疑問に対し、現在... -
【未来の健康管理】血液1滴とMRI1回で「あなたの老化」を見抜く時代がやってくる
私たちは誰しも年をとります。しかし、その老化のスピードや影響の出方は、人それぞれです。同じ年齢でも「若々しく健康」な人がいれば、「すでに複数の病気を抱えている」人もいます。 投稿を表示 では、その違いはどこからくるのでしょうか? そして、老... -
手首の激痛からの脱出──親指シフトが救ってくれた私の仕事人生
30歳の頃、私は特許事務所で特許明細書を毎日のように作成していました。朝から晩まで、時には夜遅くまでパソコンに向かい、ローマ字入力で大量の文章を打っていたのです。この仕事は非常に集中力が求められ、また、細かい表現力も必要です。頭と指先の両... -
クマは可愛い?それとも危険?——「駆除」の議論に見る、人間の脳の働きとは
「クマを駆除すべきか、否か?」 この問いは単なる動物管理や安全対策にとどまらず、私たちの中にある「論理」と「感情」のせめぎ合いを浮き彫りにします。近年、日本各地でクマによる人身被害が増加し、自治体や住民は「駆除」という判断を迫られる場面が... -
日本とアメリカ:「空気を読む文化」と「言葉で伝える文化」
──違いを越えてAI時代に向き合うために 国や言語が違えば、文化や価値観も大きく異なります。とくに、日本とアメリカは多くの点で「対照的」といわれます。 礼儀正しく、相手の気持ちを察し、控えめにふるまう日本人。率直に自己主張し、合理的に物事を進... -
人間と生成AI:「知識」と「知恵」の分かれ道
〜前頭前野が生み出す文脈理解とは何か〜 2024年から2025年にかけて、生成AI(特に大規模言語モデル)が社会のあらゆる分野に急速に浸透しています。ビジネス、教育、医療、行政、そして創作の現場にまでAIが進出し、人間の「知能」と肩を並べるような印象... -
「あまり良くない食品は少ない方がいいです!」と言ってくれるメガネがあったら──肺がんリスク41%上昇という新研究から考える
最近、「超加工食品を多く摂取すると、肺がんのリスクが41%も上昇する可能性がある」という衝撃的な研究が発表されました。ソフトドリンク、スナック菓子、冷凍食品、加工肉など、現代の食卓には欠かせないこれらの食品が、私たちの健康に思っている以上... -
高次脳機能障害は“勝者なき未開の市場”である
~誰もが見過ごしてきた、社会変革の金鉱~ はじめに 私たちの社会には、“まだ誰も勝者になっていない”分野が存在します。ビジネスの世界では、それを「未開の市場(ブルーオーシャン)」と呼びますが、単に市場規模が大きいというだけでなく、社会の無関... -
特許事務所の多様な世界と、私が目指す“社会を支える特許”
特許事務所と一口に言っても、その在り方や価値観は実にさまざまです。私はこれまで複数の特許事務所で実務を経験し、それぞれの方針や考え方に触れてきました。その中で感じたのは、「同じ“特許”という仕事でも、求められる役割や評価軸は事務所ごとに大... -
脳はどうやって“省エネ”になるのか?──学びをラクにする5つの工夫
英語のシャドーイングをしていると、ふと「脳が熱くなるような感覚」を覚えることがあります。たくさん考えたり、音を真似したり、意味を取ろうとしたり──。それは、脳のさまざまな領域が同時に動いている証拠です。 でも、同じ作業でも、英語上級者やネイ... -
英語をシャドーイングすると、なぜ脳が「熱くなる」のか?──科学と体験で読み解く“脳トレ”の正体
「英語をシャドーイングしていたら、頭が熱くなった感じがする…」 英語学習者なら、一度はそんな経験があるかもしれません。音声に合わせて即座に英語を発話する“シャドーイング”は、確かに集中力も体力も消耗します。そしてその最中、まるで脳に熱がこも... -
「特許事務所は斜陽産業か?」──私が選んだ“障害者支援×特許”という未来
「特許事務所は斜陽産業ですか?」 こんな問いが、最近では現実味を帯びて語られるようになってきました。特許の世界に身を置く者として、この言葉には無視できない現実が含まれています。 ■ 特許事務所の“斜陽化”が進む理由 かつては、「モノづくり大国・... -
「第二の脳」を育てる食事が、脳を目覚めさせる:“腸脳革命”がもたらす新習慣
脳のパフォーマンスを最大限に引き出すにはどうすればよいか。睡眠、運動、ストレス管理など、脳科学や健康分野では多くのアプローチが提案されています。しかし、意外と見落とされがちな“鍵”があります──それは「腸」、つまり第二の脳と呼ばれる臓器です... -
「先生」と呼ばれたくない理由──吉田松陰の「君」に学ぶ、敬意のかたち
「先生、お世話になっております」 そんなふうに、私がメールや会話の中で呼ばれることがよくあります。私の職業は「弁理士」。確かに、国家資格を持ち、知的財産に関する専門知識をもとに、発明や商標、著作権などの保護を支援する仕事をしています。法律...