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腎臓が壊れる前に、知っておくべきこと

目次

【要約】

CKD(慢性腎臓病)は日本の成人の約5人に1人が抱えているにもかかわらず、認知度はわずか14%と低い。腎機能の低下は自覚症状が少なく、気づかないまま重症化し、人工透析が必要になる深刻な疾患である。

私自身もeGFR 58.9(CKDステージG3a)と診断されたことで生活改善に着手し、食事・運動・習慣の見直しを実践している。本記事では、その具体的な取り組みを紹介するとともに、腎機能の見える化と行動変容を支援するために筆者自身が出願した特許(特願2024-109289)についても提案する。


本文(修正済)

1. CKDとは何か──“静かなる病”の正体

CKD(Chronic Kidney Disease:慢性腎臓病)は、腎臓の働きがゆっくりと、しかし確実に低下していく進行性の病気である。血液から老廃物を除去する役割を持つ腎臓が、その能力を失っていく過程にはほとんど自覚症状がない。

結果的に、「気づいたときには透析が必要」という事態も珍しくない。日本腎臓学会によると、日本の40歳以上の約13%がCKD患者に該当するにもかかわらず、その認知度はわずか14%と報告されている。


2. CKDのステージと生活への影響

CKDはeGFRという指標に基づいて5段階(G1〜G5)に分類される。

特にステージG4以降では、日常生活に大きな影響を及ぼす人工透析が必要になる可能性があるため、早期発見と早期介入が極めて重要である。
運動や食生活をこれまで通りに続けていると、腎機能は徐々に悪化し、透析が避けられなくなるリスクが高まる。
しかし、生活習慣を見直し、適切な運動や食事管理を行うことで、腎機能の維持や改善が期待できる可能性もある。

※上記のように、ステージG3aから運動、食事等を始めると、腎臓が改善!


3. eGFR 58.9──自分の数値に向き合った日

私自身、健康診断の結果で「eGFR: 58.9」と知り、CKDステージG3aに該当することが発覚した。まったくの無症状だったため、驚きと戸惑いがあったが、「早めに知れてよかった」と受け止め、生活の立て直しに踏み出した。


4. 食事──“知ること”が命を守る

はじめに取り組んだのは食事管理だった。『腎臓病の食品早わかり 第3版』を参考に、以下の点を重視している:

  • タンパク質制限:動物性ではなく、植物性や魚を中心に。
  • 塩分制限:1日6g未満を目標。
  • カリウム・リン管理:加工食品を避け、自然食材を重視。

「知識のなさ」は最も危険だと実感した。


5. 運動──“継続できる工夫”が鍵

天候に左右されず運動するために、2万円ほどのエアロバイクを購入し、毎日20〜30分を目安に有酸素運動を継続している。テレビを見ながら行えるため習慣化しやすく、生活のリズムも整ってきた。

運動はeGFRそのものを直接改善するわけではないが、高血圧や糖尿病といったCKDの引き金になる生活習慣病の予防には非常に効果的だ。


6. 次回検査へ向けて──“今”の行動が未来を変える

次回の検査は7月予定だ。目標は「改善」ではなく「維持」、そして生活習慣を守るという行動自体の継続だ。ステージG3aは、まだ未来を変えられるステージだと信じている。

【特許提案の紹介】

特許出願済:特願2024-109289

「腎機能モニタリングと生活改善支援のためのウェアラブル連動型支援システム」に関する特許を作成し、特許庁へ出願いたした(特願2024-109289)。
現在はまだ未公開の状態だが、まもなく公開される予定ですので、どうぞよろしく。

【まとめ】──沈黙のサインに気づいたら、未来は変えられる

CKDは“静かに進む病”だ。しかし、静かであるがゆえに、気づいたときこそ最大のチャンスである。私自身がG3aの段階で生活を変えたように、「知ること」「行動すること」「続けること」で、未来の自分の人生は守ることができる。

本記事と特許提案が、同じように不安や迷いの中にいる方の道しるべになれば幸いである。

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