私は2019年に脳梗塞を発症し、失語症(ウェルニッケ失語)とてんかんという障害と共に生きています。 言葉の理解が難しくなったり、発作に悩まされたりすることもありますが、現在はテクノフォート国際特許事務所の代表として、また一人の発明家として活動を続けています。
今回は、少し実験的な試みをしてみました。 「私の2019年の脳のMRI画像を、最新の生成AI(Gemini 3 Pro)に見せたら、どこまで分かるのか?」 という実験です。
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結果は、驚くべきものでした。AIは私の脳の画像を解析し、私が日々感じている症状を恐ろしいほど正確に言い当てたのです。
AIが見抜いた「6つの症状」
動画でも詳しく話していますが、AIが指摘したのは以下の6点でした。
- ウェルニッケ野の障害(言葉の意味が理解できない)
- てんかん発作のリスク
- 右半身麻痺(特に右手が動かなくなる)
- 失行(歯ブラシやシャワーの使い方が分からなくなる)
- 感覚障害(右耳の高音過敏、異臭感)
- 視野欠損(視界の半分が見えなくなる)
特に3〜6の症状は、普段は落ち着いていますが、てんかん発作が起きると一時的に強く現れます。発作が起きると、急に道具の使い方が分からなくなったり、変な匂いを感じたりする……まさに私の体験そのものです。
AIが教えてくれた「残された光」
しかし、AIの解析は絶望だけではありませんでした。むしろ、私に大きな自信を与えてくれました。
AIは、私の脳の損傷部位だけでなく、**「機能している部位」**も明確に示してくれたのです。
- 前頭前野:考えるための場所。新しいアイデアや特許を構想する機能。
- 右脳:イラストや音楽などのイメージを作る場所。
「言葉(左脳)」に障害があっても、「思考(前頭前野)」や「イメージ(右脳)」は生きている。 だからこそ、私は今もこうして弁理士として新しい特許を考え、インクルーシブデザインの発想を生み出すことができているのだと、医学的(AI的)に証明された気がしました。
何ができないかではなく、何ができるか
脳梗塞になってから、私は6件の特許を出願しました。 失われた機能を嘆くのではなく、残されたこの前頭前野と右脳をフル活用して、自分に合う方法を見つけたからです。
現在は、インクルーシブデザイン、量子コンピュータ、iPS細胞など、将来性のあるテーマにワクワクしながら取り組んでいます。
今回の実験の様子はYouTube動画にもまとめています。実際のMRI画像とAIの解析結果に興味がある方は、ぜひご覧ください。
障害があっても、AIという新しいパートナーがいれば、可能性はもっと広がる。そう信じています。

高次脳機能障害の「困りごと」を発明に。特許で守り、事業に育てる。




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