11月下旬、保護者会の最中に突然、強い息苦しさと「舌がのどに落ちる」ような違和感。呂律が回らず、頭ははっきりしているのに言葉が出ない——。近隣クリニックから大病院へ緊急搬送され、「脳梗塞の疑い」とされた40代記者の体験談が紹介されていました。
MRIでは明確な異常が見つからなかったものの、後日「一過性脳虚血発作(TIA)」の可能性があると診断された、という内容です。
TIAは、脳の血管が一時的に詰まりかけるなどして起こり、“本格的な脳梗塞の前触れ”と考えられることがあります。つまり、熱が下がって「治った」と思ったタイミングで、別のリスクが顔を出すことがある、というのが怖いところです。
なぜインフルの後に“血栓”ができやすくなるのか
記事では、インフルエンザのような強い感染症が引き金になって、
- 血管に炎症が起きる
- 血が固まりやすい状態(血栓ができやすい)になる
- さらに 脱水 が加わると 血液が濃くなり リスクが上がる
という流れが説明されていました。ポイントは、感染のピークが過ぎても、数日〜数週間は炎症や体のダメージが残りやすいこと。
「熱が下がった=完全回復」ではない、という話です。
“回復期”にやりがちな落とし穴:水分不足と無理
体調が少し戻ると、仕事や家事を一気に片づけたくなります。ところが、記者の方も「だるさが残っていた」「コーヒー片手に長時間作業」「水分補給が足りなかったかも」と振り返っています。
ここで大事なのは、“頑張れた”が危険サインのこともあるという視点です。
体がまだ回復途上なのに、行動だけ通常運転に戻すと、脱水や睡眠不足が重なりやすくなります。
予防の現実的チェックリスト(今日からできる)
記事内容をベースにすると、対策は「派手な健康法」ではなく、かなり地味です。でも、その地味さが効きます。
- 水分補給を“意識して”増やす(のどが渇く前に)
- 発症直後は受診して、抗ウイルス薬・解熱剤などの指示を守る(自己判断で放置しない)
- 熱が下がっても、数週間は無理をしない前提で生活を組み直す
- 食事を抜かない
- 入浴・睡眠で回復を優先
- できる範囲の軽い運動(無理しない)
- 「カフェインだけ」にならない(水分は水・お茶・経口補水なども)
迷ったら救急:脳梗塞を疑うサイン(FAST)
もし次のような症状が出たら、様子見せず医療機関へ。特に突然起きたら要注意です。

- 顔:片側の顔がゆがむ
- 腕:片腕に力が入らない、上がらない
- 言葉:呂律が回らない、言葉が出ない、理解しづらい
- 時間:いま何時か言えるより、“すぐ受診”が大事
追記:私も脳梗塞を発症した当事者として
ここからは私自身の話です。私も脳梗塞を発症した経験があります。
だからこそ、この記事の「頭ははっきりしているのに、口が回らない」「言葉が出ない」という恐怖は、他人事に思えません。


脳のトラブルは、見た目では分かりにくいことがあります。周囲が気づきにくい分、本人が「大丈夫、疲れてるだけ」と抱え込みやすい。
でも、“おかしい”と思った瞬間に動けるかどうかが、その後を大きく分けることがあります。
まとめ:インフルは「治った後」も、少しだけ慎重に
インフルエンザは、熱が下がったら終わり——ではなく、回復期に“血栓リスク”が上がる可能性が語られていました。
だからこそ、
- 水分
- 休養
- 無理しない数週間
- 異変があれば早めに受診
この4つを、いつもより強めに意識する。
それだけでも「最悪を避ける確率」を上げられると思います。





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