今年の夏も、カメムシに注意が必要です。農林水産省の予測によると、6〜8月は全国的に平年より気温が高く、カメムシの発生量が増える見込み。さらに活動期間が長期化し、秋まで被害が続く可能性も指摘されています。
カメムシは、成虫または卵のまま冬を越し、気温が上がると一斉に活動を始めます。今年の春は東日本・北日本で平年より暖かく、すでに活動を始めた地域もあります。特に山形県や静岡県、岐阜県ではチャバネカメムシやツヤアオカメムシの越冬密度が高く、警報も出されました。
このような高温による昆虫の大量発生は、農業にとって深刻なリスクです。果実や野菜、穀物などに針のような口で吸汁し、商品価値を落としてしまいます。特に果樹園では、果実の外観や味にも影響が出るため、生産者にとっては頭の痛い問題です。
また、家庭でもカメムシは厄介者。光に集まる性質があるため、夜間のコンビニや外灯周辺、住宅のベランダなどでよく見かけるようになります。特に「臭いカメムシ」は嫌われ者で、大量発生すれば市民生活にも影響を及ぼします。
では、どうすればこの問題に対応できるのでしょうか?
農水省は、こまめな圃場の見回りと、地域ごとの発生状況の確認を呼びかけていますが、加えて私たちが注目すべきなのが「特許技術」の活用です。
実は、カメムシ対策には多くの特許が出願されています。たとえば:
- 特定の波長の光を使ってカメムシを集め、捕獲する装置(例えば、特開2017-143826)
- フェロモンを使った誘引・忌避技術(例えば、特開2008-161090)
- カメムシが嫌がる植物エキスを用いた天然系忌避スプレー(例えば、特開2002-220306)
- ドローンによる農地の害虫監視・散布システム(例えば、特表2014-532056)
これらの技術は、農業分野だけでなく、住宅のベランダや都市空間にも応用が期待されています。
特に近年は、AIやセンサー技術と組み合わせたスマート害虫管理の特許も増えており、今後の“スマート防虫”の主役になるかもしれません。
温暖化の影響で、これまで問題にならなかった地域でもカメムシの北上が進んでいます。こうした環境変化に対応するには、昔ながらの経験だけでなく、最新の技術と知恵が必要です。
家庭菜園やベランダガーデニングを楽しむ人も、今年はちょっと早めに「虫除け対策」を意識してみませんか?
最後に、もしあなたがユニークな防虫グッズのアイデアを持っているなら、それは立派な「発明」になる可能性もあります。アイデアが具体的なら、特許出願も視野に入れてみましょう。
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