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音楽の才能ゼロでも──30代から始めた私のヴァイオリン奮闘記

 私は、30代からヴァイオリンを始めた。もともと、楽器の素養は全くない。楽譜も読めないし、音程も全く分からない。それなのにヴァイオリンを始めたのは、ヴァイオリンが好きだからである。持っているCDも大半はヴァイオリン曲である。

 独身時代に、ヴァイオリンを購入し、先生に師事して習い始めた。最初は、バッハのシャコンヌやチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトが弾けるようになれば、と思っていたが、始めてすぐにそんな甘い考えは完膚無きまでに打ち砕かれた。先生によると、大人になってから始めた人は、ヴァイオリンの教本全4巻のうち、3巻まで到達できれば御の字なのだそうである。1年間、教えを受けたが、結局、3巻の冒頭あたりまで到達して挫折してしまった。

 最後に習ったのは、マスネの「タイスの瞑想曲」と、マリーの「金婚式」である。これらが精一杯である。シャコンヌやチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルとなど、論外である。自分には、音感もリズム感も備わっていないことをいやという程思い知らされた。ヴァイオリンは音楽的な才能を容赦なく露呈させる楽器である。

 独身時代に購入したヴァイオリンである。ドイツのロート社の製品である。
 音は、高音が若干耳障りである。なお、撮影はしていないが、弓は、杉藤製の安物を2本所有している。

結婚してから購入したサイレントヴァイオリンである。イヤホンを本体に接続して演奏を聴くことができる。また、DSP(Digital Signal Processor)によって残響を加えることもできる。

 楽器店で試し弾きさせてもらったところ、コンサートホールで弾いているかのような残響が心地良いので、奮発して購入した。現在は、マンション住まいなので、ほとんどこちらを弾いている。といっても、妻が嫌がるので、妻の不在時等にたまに弾く程度である。
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